「http://~」から始まるURLは、パーマリンクと呼ばれます。
投稿記事や固定ページには、それぞれ異なるURLが与えられていて、ウェブ上の特定のページを表す住所のような役割を果たしています。
WordPressのパーマリンク設定は、記事の投稿前に行っておきます。
コンテンツ
パーマリンク設定を変更する
今回は、現在設定されている「日付と投稿名」から、「投稿名」に変更する方法を説明します。
パーマリンクの設定は、サイドメニューの「設定」→「パーマリンク設定」から行います。
現在設定中の項目に印がついています。
投稿名に変更したいので、投稿名のところをクリックします。
下にスクロールすると「変更を保存」ボタンが現れます。
保存後に「パーマリンク構造を更新しました。」というメッセージが表示されれば設定完了です。
「投稿名」に設定した場合、下記のようなURL表記になり、記事の内容が想像できるようになります。
▼パーマリンクを投稿名に変更
↓↓↓
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パーマリンクは記事投稿前に設定しよう
パーマリンク設定は、URLを見ただけで、どんな記事かわかるように設定することが大切です。
設定の選択肢の中の「基本」を選ぶと「?p=記事ID(数字)」という表現になりますが、この状態だとURLだけでどのような記事内容か理解できません。
記事を投稿する前に投稿名やカスタム構造などにパーマリンクを設定しておくと、下記のようなメリットが得られます。
▼メリット
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もし記事を公開した後でパーマリンク設定を変更すると、URLが変わってしまうため下記のようなデメリットが発生します。
▼デメリット
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一度つけたパーマリンクは、あとから変更することがないよう、慎重に決めることが大切です。
パーマリンク設定の種類
パーマリンク設定は、全部で6種類用意されています。
上から5種類は定型の選択肢で、選ぶだけでパーマリンクを変更することができます。また、自分好みにカスタム設定することも可能です。
設定 | URL |
---|---|
基本 | http://〇〇.jp/?p=123 などの連番 |
日付と投稿名 | http://〇〇.jp/年/月/日/投稿記事タイトル |
月と投稿名 | http://〇〇.jp/年/月/記事タイトル |
数字ベース | http://〇〇.jp/archives/123 などの連番 |
投稿名 | http://〇〇.jp/記事タイトル |
カスタム | http://〇〇.jp/カテゴリー/ 記事タイトル/ などにカスタムできる |
それぞれの設定に変更した場合、以下のようなことが考えられます。
基本 |
---|
|
日付と投稿名・月と投稿名 |
|
数字ベース |
|
投稿名 |
|
カスタム構造 |
|
カスタム構造に設定する
カスタム設定では、構造タグを組み合わせてパーマリンクを決めることができます。
たとえば、「カテゴリー」「投稿名」といったように2つのキーワードを含ませることが可能です。
カテゴリーの構造タグはスラッグを読み取るため、日本語ではなく英数字でのカテゴリーにしておきます。
組み合わせる場合は、構造タグの間をハイフンで区切ります。
下記の表の構造を示すタグを組み合わせてカスタムしていきます。
構造タグ | 意味 | 例 |
---|---|---|
%year% | 投稿された年を4桁で取得 | 2018 |
%monthnum% | 投稿された月 | 05 |
%day% | 投稿された日 | 28 |
%hour% | 投稿された時 (時間) | 15 |
%minute% | 投稿された分 | 43 |
%second% | 投稿された秒 | 33 |
%post_id% | 投稿の固有ID | 423 |
%postname% | 投稿名 (投稿・固定ページのスラッグ) |
「東京旅行」というタイトルの場合「http://~~.jp/東京旅行/」のURLになる |
%category% | カテゴリー名 (カテゴリー・編集パネルのスラッグ) |
/ メイン/ サブ/ タイトル/ のようにサブカテゴリーも表示される |
%author% | 投稿の作成者 | ユーザー名が入る |
注意点
パーマリンクにカテゴリーを入れると、どんな記事なのかよりわかりやすくなりますが、サイトが充実してきてからカテゴリーを変更したくなった時には注意が必要です。
記事が所属しているカテゴリーを変更すると、設定していたURLも変わってしまうため、シェア数や評価がリセットされ、リンクからページが表示されなくなってしまうこともあります。
パーマリンクにカテゴリーを入れたいときは、記事の内容やカテゴリーの種類をしっかりと把握して整理した上で設定しましょう。
URLは日本語よりも英語がオススメ
パーマリンクの設定を「投稿名」にした場合、日本語のタイトルはそのままURLに表示されます。
しかしそのURLをSNSなどにコピペすると、日本語部分は数字や記号が混ざり読めなくなってしまうので日本語から英語に変更します。
URLが記号と数字ではなく英語の表記になると、記事の内容がわかりやすくなるため、クリックされやすい可能性があります。
▼日本語が含まれているURL
▼コピーして貼り付けると日本語表記が読めなくなる
しかし、URLに日本語が含まれることには、メリットもあります。
検索結果を含むブラウザでは、URLに含まれている日本語はそのまま表示されるため、日本人にとっては英語よりも目を惹きやすくなります。
もし日本語のタイトルが良いけれどURLが読めなくなるのは困るといった場合は、パーマリンクの日本語部分を1記事ずつ英語に入力しなおす手間が発生します。
日本語での設定は、メリットデメリットがあることを念頭に置いて設定しましょう。
投稿画面からURLスラッグを編集する
パーマリンクを1記事ずつ英語に修正するためのURLスラッグの編集は、サイドメニューの「投稿」から行います。
編集したい記事をクリックします。
編集画面の右側に、「パーマリンク」の項目があります。
下にスクロールすると全体が確認できます。
パーマリンクに記事タイトルが表記されています。投稿記事のタイトルが日本語なので、そのままURLスラッグも日本語になっています。
打ち換える手順は以下のとおりです。
▼打ち換え手順
- ①「URLスラッグ」を英語に打ち換え
- ②「hello」に変更されているのを確認
- ③「更新」をクリック
これでURLスラッグの変更は完了です。
今後記事数を増やしていく予定であれば、最初から数字ベースに設定しておくと自動で連番になるので簡単です。
☆他にも、最初にやっておきたい基本設定はこちら!
http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/395
http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/500