例としてWordPressの公式テーマ「twenty seventeen」の子テーマを、レンタルサーバー「wpX」で作成します。
子テーマの作り方はさまざまで複雑に見えますが、この方法なら初めてでも簡単です。
コンテンツ
子テーマのフォルダを作成する
レンタルサーバーのファイルマネージャにログインします。
- FTPユーザーID
- FTPパスワード
それぞれ、FTPアカウント設定で設定されたものを入力します。
FTPアカウントの設定について、詳しくはこちら>>
(下記ページの目次「レンタルサーバーwpXでFTPアカウント設定」にリンクします)
http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/1343#tips01
ログインしたら、「themes」を選択してください。
サイトが保有しているテーマが表示されます。ここに子テーマを追加していきます。
フォルダ名は何でもいいですが、子テーマなので、末尾に「-child」と付けると分かりやすいです。「フォルダ作成」をクリックしてください。
追加した「twentyseventeen-child」をクリックし、中身のファイルを作成していきます。
子テーマフォルダの中にファイルを作成
テーマと子テーマを紐づけるために、必要なファイルを2つ作成していきます。
- style.css
- functions.php
1.style.css
子テーマのフォルダ同様、ページ右下の「作成」で
「style.css」と入力→「ファイル作成」をクリックします。
ファイルが追加されます。
ファイル左のボックスにチェックを入れ、「編集」をクリックしてください。
ファイルに記述
2つの情報を入力していきます。
- Theme name:子テーマ名
- Template:親テーマ名
正しく表記しないと子テーマが認識されないので、注意が必要です。
【twenty seventeenの子テーマを作成する場合】
/* Theme Name: twentyseventeen-child Template: twentyseventeen */
【実際の入力画面】
入力画面の右「保存する」ボタンで保存します。
2.functions.php
style.cssと同様にファイルを作成し、編集します。
ファイルに記述
次のコードをコピペしてください。
<?php add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles' ); function theme_enqueue_styles() { wp_enqueue_style( 'parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css' ); wp_enqueue_style( 'child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style') ); } ?>
【実際の入力画面】
入力画面の右「保存する」ボタンで保存します。
これで子テーマの作成は完了です。
WordPress管理画面で子テーマを有効化する
管理画面のサイドメニュー「外観」→「テーマ」を選択します。
保有しているテーマが表示され、作成した「twentyseventeen-child」も加わっています。
プレビューで確認し、親テーマと見た目が変わらなければ、有効化してください。
子テーマが正しくインストールできているか確認
子テーマ内のスタイルシートに、下記のコードを追加して背景色を変更してみましょう(先ほどの手順で作成したCSSです)。
.site-content { background-color: lightblue; }
【実際の入力画面】
変更を忘れずに保存します。
WordPressに戻り、ページを更新すると白い背景が水色に変わります。
.site-content
→ body
に置き換えてみてください。
子テーマについて
子テーマについて詳しくはこちら>>
(下記ページの目次「子テーマについて」にリンクします)
http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/1553#tips02