WordPress投稿画面のボタンを編集できるプラグインAddQuicktagの使い方

AddQuicktag(アドクイックタグ)は、WordPressの投稿作業の効率化に欠かせないプラグインです。HTMLタグや定型文がボタンで簡単に挿入できます。

AddQuicktagのダウンロード&有効化


プラグインをダウンロード&有効化する方法について、
詳しくはこちら>>

http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/273

AddQuicktagを設定する

管理画面のサイドメニュー「設定」→「AddQuicktag」を選択します。

設定項目


必須項目は下記3つです。

ボタンのラベル:例「テキスト」
開始タグ・終了タグ:例 開始タグ<p>・終了タグ</p>
右端にチェック:項目すべてにチェックがつく

その下にもずらっと設定が並んでいますが、この設定を基本として使うことができます。
 
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設定内容の詳細
 
全て設定したら、ボタン「変更を保存」をクリックします。

記事の投稿画面(新旧エディタ)でタグを挿入

1.旧エディタの場合

ビジュアルエディタ

Quicktagsというボタンから、登録したタグを選択して挿入していきます。

 
※Quicktagsボタンが表示されない場合、ボタン「ツールバー切り替え」をクリックすると表示されることがあります。

 

新たに登録したタグ「見出し2」(開始タグ<h2>・終了タグ</h2>)をクリックします。

 

そのまま文章を入力します。

 

ビジュアルエディタでは、終了タグを手動で挿入する必要はありません

テキストエディタ

下の画像のように、ボタンが追加されます。
タグを挿入したい部分でボタンをクリックしてください。

 
開始タグが挿入されます。

 
①タグで囲みたい文章を入力します。
②ボタンをクリックします(終了タグの形になっています)。

 
タグが挿入されました。

2.新エディタ(ブロックエディタ)の場合

エディタの左上または左下の「+」マーク(ブロックの追加)をクリックします。

 
「クラシック」を選択します。

 
「Quicktags」のドロップダウンができているのを確認します。

※「Quicktags」がない場合、ビジュアルエディタ同様「ツールバー切り替え」ボタンを試してみてください。
 
今回はマーカー線を引きたいので、文章を入力し、強調したい部分を選択します。

 
「Quicktags」をクリックして、使いたいタグを選択します。
AddQuicktagには新たにタグ「ピンクのマーカー」(開始タグ<span class="pink">・終了タグ</span>)を登録しています。

 
この画面では変化が分からないので、「プレビュー」で確認します。

 
マーカー線が確認できます。

なお、このようにマーカー線を引くには、前もってCSSの設定が必要です。
 
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http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/283

設定内容の詳細

クイックタグの追加と削除

それぞれのボタンやチェックにどのような効果があるのかまとめました。必要に合わせて、都度カスタマイズできるので活用してみましょう。

パーツごとに紹介します。

ボタンのラベル、ダッシュアイコン、ラベル名

★設定必須の項目

項目 説明
★ボタンのラベル ボタンに表示される、タグのタイトル
ダッシュアイコン ビジュアルエディタで反映されるアイコン
ラベル名 ビジュアルエディタで反映されるラベル

開始タグと終了タグ

★設定必須の項目

項目 説明
★開始タグ タグ、定型文、ショートコードなどが設定可能
終了タグ

開始タグ欄に終了タグも書くことで、とくに初心者のタグの閉じ忘れを防ぐことができます。ただビジュアルエディターでは機能しない場合があります。

アクセスキーと順番

項目 説明
アクセスキー Internet Explorer(インターネットエクスプローラー)のみ
ショートカット設定が可能
順番 タグが表示される順番が決められる(0~)

チェック欄

チェックしたページやコメントの投稿欄・編集欄に、登録したタグを挿入できるようになります。
 
★全てチェックでOK

項目 説明
ビジュアルエディター 記事の投稿画面「ビジュアルエディター」に表示
post 記事の投稿画面「テキストエディター」に表示
page 固定ページの投稿画面に表示
attachment メディア(画像)の詳細編集→画像説明欄に表示
wp_block 「ブロックエディター」(新エディター)に表示
comment コメントの編集に表示
edit-comments コメントのクイック編集に表示
widgets 管理画面のウィジェットに表示
※別のプラグインが必要

 
今回はすべてにチェックしていますが、下記の項目にチェックが入っていれば問題ありません。

  • ビジュアルエディター
  • post
  • page
  • wp_block

デフォルトのクイックタグを非表示にする


チェックを入れると、初期設定で入っているタグのボタン(太字、イタリック体など)を非表示にできます。
 
それぞれの編集ページをよりスッキリと効率的に使えるので、使わないボタンはここで消しておくのも手です。チェックを外すとまた表示されるようになります。

複数サイト持ちなら便利!エクスポートとインポート

複数のWordPressサイトを所有している場合、便利な機能です。AddQuicktagに登録しているタグを、別サイトでインポートして使うことができます。
 
AddQuicktagではタグが1つずつしか登録できませんが、この方法ではまとめてインポートできます。
 
それぞれのサイトをA、Bとして説明します。

サイトAのデータをエクスポート

「エクスポート」から、「エクスポートファイルのダウンロード」をクリックします。

 
画面左下にJSONファイルのダウンロードが表示されます。(アイコンは違っても大丈夫です)

サイトBへファイルをインポート

サイトBのAddQuicktag設定ページを開きます。
「エクスポート」の下に「インポート」があります。
 
「ファイルを選択」をクリックします。

 
先ほどダウンロードしたJSONファイルを選択し、「開く」を選択します。

 
「ファイルのアップロード・インポート」をクリックします。

 
「設定を保存しました」と表示され、サイトAに登録されたタグに上書きされました。