WordPressで記事を整理するために使うのが「カテゴリー」と「タグ」という機能です。一見似たような機能で使い方を迷いがちですが、実はそれぞれに適切な使い方があります。
「カテゴリー」と「タグ」をうまく使って、読者にとって読みやすい、そして同時にSEO効果も高められるサイトを目指しましょう!
コンテンツ
「カテゴリー」と「タグ」の違い
【カテゴリー】記事の分類
カテゴリーを使って、記事を分野別に分類します。
各記事を格納する「フォルダ」のようなイメージです。
- 親・子・孫の3階層まで設定できる
- カテゴリーの設定は必須
- 1記事につき1つの設定が理想
【タグ】記事同士の紐づけ
タグをつけることで、カテゴリーの分類に関わらず、記事同士を関連付けて横のつながりを持たせることができます。
記事に関連の「付箋」を貼り付けていくイメージです。
- 階層は付けられない
- タグの設定は任意
- 1記事につき複数設定が可能
「カテゴリー」と「タグ」の使い分けのルール
- カテゴリーは2階層まで
- カテゴリーは1記事につき1つ
- タグは1記事につき3~5つが理想
- カテゴリー名とタグ名は、同じ名前を使用しない
カテゴリーは2階層まで
カテゴリーは3階層まで設定することができると説明しましたが、読者が記事を見つけやすくするためには、多くても2階層までの設定が理想です。
WordPressでは、自動で上の階層を読み込んでくれるため、上の階層にチェックを入れる必要はありません。
カテゴリーは1記事につき1つ
1記事に対しカテゴリーを複数設定してしまうと、いろいろなカテゴリーで一度見た記事が表示されるなど、ブログ内が煩雑になってしまいます。
読者にとっても検索エンジンにとっても、分かりにくく不便なサイトと捉えられてしまうため、1記事につき1カテゴリーを意識しましょう。
親子で分類されたカテゴリーを設定したい場合、子のカテゴリーだけを選択すればOKです。
タグは1記事につき3~5つが理想
カテゴリーとは違い、タグは複数設定することが可能です。しかし、タグを多く設定しすぎると見づらくなってしまうため、多くても3~5個のタグが理想です。
カテゴリーとタグは、同じ名前を使用しない
タグ名は、カテゴリー名と同じ名前を使用しないようにしましょう。
カテゴリーとタグにそれぞれ切り口の違う名前を付けることで、より多くの読者の興味にフィットする分類ができるようになります。
旅行サイトを例にすると、以下のような分類の仕方があります。
カテゴリー:「京都」
タグ:「秋」「インスタ映え」「デート」「女子旅」