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FileZillaを使った子テーマ作成の手順
FTPソフトFileZilla(ファイルジラ)のインストール&設定方法について、詳しくはこちら>>
http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/1343
設定ができたら、子テーマを作っていきます。
①子テーマとなるフォルダを作成
WordPress公式テーマTwentytwentyの子テーマを作っていきます。
ファイルジラでサイトのディレクトリを表示できたら、「themes」を選択→themes内に新しいフォルダを作成していきます。
themesの中で右クリック→「ディレクトリの作成」を選択します。
名前は何でもいいのですが、子テーマなので「-child」と付けておけば分かりやすいです。
ここでは「twentytwenty-child」とします。
追加されました。
②子テーマ内にファイルを2つ作る
- style.css
- functions.php
この2つのファイルを作っていきます。
1.style.cssファイルを作成
子テーマとなるフォルダ「twentytwenty-child」の中身を表示します。
右クリック→「新しいファイルの作成」を選択します。
ファイル名に「style.css」と入力し、「OK」を選択します。
ファイルが作成されます。
style.cssをテキストエディタで開きます。
Windowsならメモ帳、Macならテキストエディットなどで大丈夫ですが、ここではBracketsを使います。
ここで記述するのは下記2つです。
- Theme name:子テーマ名
- Template:親テーマ名
ここで正しい情報を入れないと子テーマとして呼び出されないので、注意しましょう。
twentytwentyの場合、下記コードをコピー&貼り付けしてください。
/* Theme Name: twentytwenty-child Template: twentytwenty */
【実際の入力画面】
入力したらCtrl+S
で上書き保存してファイルを閉じます。
下記の画面が出てくるので、「編集を終了してローカルファイルを削除する」をチェック→「はい」を選択します。
これで一つ目のファイル「style.css」は完成です。
2.functions.phpファイルを作成
style.cssと同じ要領で、新規ファイルを作成し、ファイル名を「functions.php」にします。
ファイル内には下記コードをコピペしてください。
<?php add_action( 'wp_enqueue_scripts', 'theme_enqueue_styles' ); function theme_enqueue_styles() { wp_enqueue_style( 'parent-style', get_template_directory_uri() . '/style.css' ); wp_enqueue_style( 'child-style', get_stylesheet_directory_uri() . '/style.css', array('parent-style') ); } ?>
【実際の入力画面】
入力後、style.cssと同じ要領でCtrl+S
で上書き保存してファイルを閉じます。
「編集を終了してローカルファイルを削除する」をチェック→「はい」を選択します。
これでファイル「functions.php」の作成も完了です。
③WordPressの管理画面で子テーマを有効化
管理画面にログインし、サイドメニューの「外観」→「テーマ」を選択します。
テーマの中に、さきほどアップロードした子テーマができています。
「ライブプレビュー」で親テーマと同じ見た目であることを確認し、「有効化」します。
④有効化できているか確認する
今のままでは子テーマが有効になっているのか分かりません。
念のため子テーマのstyle.cssに下記のコードをコピペして確認します。(この手順で作ったstyle.cssです)
body { background: brown; }
【実際の入力画面】
初期設定ではクリーム色ですが、背景がこのように茶色に変われば成功です。
子テーマについて
子テーマをカスタマイズすべき理由
テーマはインストールしたら終わりではなく、バージョンがアップデートされていきます。
テーマを直接カスタマイズしている場合、アップデートによりファイルが上書きされ、苦労したカスタマイズが失われてしまうこともあるのです。
これを防ぐためには、親テーマ(子テーマに対し、こう呼ばれます)ではなく「子テーマ」をカスタマイズしていくことが大切です。
子テーマは親テーマの機能や外観を受け継いだテーマですが、親テーマとは別ファイルであるため、親テーマがアップデートされてもカスタマイズした変更点は失われません。
ダウンロードするだけのテーマならラク
子テーマの作成はなかなか大変ですが、テーマにより子テーマがzipファイルで配布されていることもあります。ダウンロードしたzipファイルをアップロードするだけでいいので、WordPressへのインストールも簡単です。
たとえばブロガーに人気のテーマ「Simplicity2」ではテーマとともに子テーマが配布されています。
詳しくはこちら>>
http://pulpfingers-com.check-xserver.jp/715
子テーマは必要ないことも
とくに初心者で、PHPファイルなどを編集する必要がなければ、子テーマはのちのち必要になってから作成しても問題ありません。
見出しや箇条書き(リスト)など、CSSで外観の簡単な装飾のみをしたい場合、追加CSSから記述できます。
追加CSSは、テーマがバージョンアップしても上書きされたり消えたりしないため、子テーマがなくても安心して外観の装飾ができます。
追加CSSへのアクセス方法
WordPress管理画面へログインします。
①外観②カスタマイズを選択します。
③メニューを下にスクロールし、追加CSSを選択します。